【アニメ】 「ヱヴァンゲリヲン:破」感想 ※ネタバレ含む [2009年06月28日(Sun)]
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ヱヴァ「破」とあるように型破りな演出、過去のエヴァを打破するような展開、どれをとっても新鮮で面白かった。
コレは凄い。 以下、ネタバレ。 ・ ・ ・ ・冒頭、スタジオカラーのロゴ表示で「ウルトラマンの変身音」が流れて、いきなり噴いた。 いやまぁ、庵野秀明がウルトラマン好きなのはわかってるから!! DAICON版「帰ってきたウルトラマン」で顔出しでウルトラマン役やってたのも知ってるから!! ・そして、アスカが遊んでいる携帯ゲーム機が、どう見ても縦持ち&カートリッジの刺さり方などの形状……縦持ちできる携帯ゲーム機ってDSとワンダースワンくらいしかないし、どう見ても二画面で折りたたみ式じゃないから、となるとワンダースワンかなあ……? と首を傾げてたら。 起動音が「ギュピーン♪」 しそPEPSI噴いたわ。 ……やっぱりワンダースワンかよ!! てか、なんで今さらワンダースワンなの?! と思ったら、「バンダイだから」か。 ちなみに遊んでるソフトは「GUNPEY」か。 ……そーいや、縦持ちで遊ぶWSソフトって「GUNPEY」ぐらいしかなかったな。 しかし、アスカというキャラにワンダースワンって合ってないような気がするんだが。 ・あと、ミサトの通信機(携帯か?)の着信音が、ウルトラマンの科特隊の通信音(キングギドラの飛行音でもOK)で噴いた。 目に付いた小ネタは以上。 さて、これからガンガンネタバレするんで、見てない人は読まないように。 読むなよ? ・アヴァンタイトル、坑道が暗すぎるのと1カット1カットが短すぎて、何が起こってるのかわかんないっす。あのカットの短さは人間の認識能力を超えてます。 封印されていた第3使徒が暴れだして、マリが操縦する仮設五号機が迎え撃つ、ってシーンのはずなのだが、そのへんの背景すらもよくわかんねーw 第3使徒って、ウルトラ怪獣のステゴンみたいな骨のみの恐竜型(雷竜系)なんだけど、それすらもよーわからんw タイトルイン後、ほどなくして現れる第7の使途。 3Dをゴリゴリ使ってて、なんか振り子なんだか時計なんだかよくわからん顔を持つ、クモ足なんだかよくわかんないデザイン。 一応TV版のマトリエル(蜘蛛型で目から溶解液垂らして攻撃するヤツ)をリデザインしたらこうなったのかな?! ほとんど原型ないけど。 こいつはアスカの操る弐号機に瞬殺されます。 ライダーキックで。 ここまでの展開早すぎw どこの総集編だよ。 ・「アスカとのコミュニケーションが足りない」とミサトとアスカとシンジの同居生活が始まるのだが、いやまだその二人、ほとんど絡んでませんがな。 このへんの展開ちょっと急ぎすぎてるな……まぁこのへんを丁寧に描くと尺が足りないだろうしな…… 総集編みたいなテンポになってた。 実際旧作にあるシーンの使いまわし”でも”あるから、どうしても駆け足気味になるかなぁ。 「序」のときも前半部分は”溜め”をオミットした感じになってたしね。 アスカの心境の変化がちょっと早いか。尺の都合上。 ・アスカの扱いが悪くて笑った。 レイの扱い良すぎて笑った。 (いや、アスカも扱い悪くないんだけど、中盤で退場しちゃって終盤で話に絡んでこないんだよねw) 旧劇場版は完全にアスカがヒロインで、レイはおざなりな扱いだったのになあ。3番目のレイはキャラ立ってないからね。 後半のいいとこをレイに全部持ってかれてるし。 TV版の初期構想段階では「男の戦い」では確かにアスカが参号機に乗ることになってたらしい?ので、初期構想に立ち戻った、ともいえるのかも。 ・TV版の後半であったエレベーターのアスカがレイをひっぱたくシーンが「破」でもあるんだけれど、それが見事に反転されていて感動した。 アレは過去作を見てるとよりグッとくるシーン。 アレから10年間以上経ったけど変わったなあ……と感慨深くなる ・「父さん!! 僕はエヴァンゲリオン初号機のパイロット、碇シンジです!!」 とTV版とほぼ同じセリフ、同じシーンながら「父さん!!」ってセリフが加わり、ゲンドウがそれを聞いて「うっ」とのけぞるシーンは素晴らしい演出。 あれが加わることで、意味合い(ゲンドウとシンジの関係性)がTV版と大きく変わってる。 ・目を大きく描いて驚愕を表したりするような、マンガ的、アニメ的な表現が多かった。 ・戦闘シーンで「今日の日はさようなら」や「つばさをください」などがボーカルつきでBGMとしてかかるのには噴いた。 なんだあれw 林原めぐみが歌ってるらしいが、わざとヘタに歌ってるだろw 「ラブ&ポップ」の「あの素晴らしい愛をもう一度」を想起させる演出だけれど、BGMが気になって映像に集中できひんわw 「なんだこの演出」と面食らうのは確実(もちろん面白い演出ではあるんだけれど) ・マリが完全鶴巻キャラになってるね。 「フリクリ」とか「トップをねらえ2」に出てきそうなノリのキャラ。エヴァには異質。 基本マリは単独で行動し、ほかのキャラとの絡みがほぼ無い。 つまり存在はしてるけれど、シンジの物語には大きな影響を及ぼさない。 狂言回しというかトリックスター、とも違うな。 存在理由がイマイチ不明。 役割的にはアヴァン、ゼルエル戦のアスカ、ゼルエル戦の加持を肩代わりしている格好なのだが、ちょっとマリとシンジの絡みなど展開に無理があるような。 というかシンジからしてみりゃ、「誰だよ、お前」にはなる。 演出の巧みさで強引に持っていってるけどね! そのへんのごり押しの上手さとかはさすがかも。 ・海洋施設がセフィロトの樹のデザインになっていた。 ・トウジの妹が初出 ・弁当を作る役割をシンジに奪われたヒカリ ・参号機に乗る役割をアスカに奪われたトウジ 仲良く影が薄くなってますが、まあ尺の都合上、仕方ない。 ・料理会などで幸せなほうに転びそうな前半が、男の戦いで反転する構成はいいなあ。 ・3DCG使いまくってる。 エヴァまでCG化されてる。サハクィエル(っぽい使徒)を受け止めるシーンの走ってるエヴァはほとんど3Dじゃないか。 第7使徒もフル3Dだし。 「3DCGを使って今まで見たことない映像を作ってやろう!」 「見たことない映像で観客の度肝を抜いてやろう!」 という心意気が凄く感じられていい。 3Dでしかできないことをやっている、意味のある3Dの使い方だと思う。 ・走るエヴァのコース形成で兵装ビル使うってw そんなことまで想定してたんかい! 樋口がコンテ切ったらしいけど、ギャグすれすれやな。燃えるけど。 ・綾波レイが生き残ったのが大きな違い。 アルミサエル的な使徒に侵食されて自爆するのは変わらないと思っていたので、ゼルエルに零号機が捕食されたとき、零号機が初号機と融合しようとしてレイが自爆すると思ったが、意外にも生き残った。 レイにシンジが手を差し伸べ「来い!!」と言い放つシーンが旧作からの変化の象徴。 ・シンジの顔から皮膚が剥離するのは、映画「攻殻機動隊」のアバンタイトルですな ・次回予告でアスカが黒い眼帯つけて登場したのには笑った と同時に安心した。 アスカがキャラ的には一番好きなんだ、俺。 ……ただ、破で、俺は旧劇場版の病んでるアスカのほうが好きなんだということに気づいた。 ・画コンテが10人もいて笑った。どんだけ発注してるんだよw TVアニメの画コンテ一本で20~40万が相場らしいから、300万円は画コンテで飛んでるなコリャ。 ・あさりよしとおデザインの使徒はなんだかんだで優遇されてるなぁ サキエル、シャムシエル、ゼルエルとデザインが原型とどめてるし、オミットもされてない。 話的にもキャラ的にも重要な位置づけだし、やっぱり庵野はあさりデザインを気に入ってるんだろうな。 ・まーしかし、こんだけ要素ぶちこんでよくちゃんとまとめれるな。 庵野総監督はバランス感覚は一級だわ。 ・というかこれだと「Q(急)」の冒頭でレイ、アスカ、シンジと主要キャラ3人が退場状態なんだがどうやって話を進めるんだろう? ウルトラQ? この風呂敷に収拾つけられるのか? 「スター・ウォーズ」でいうと、「帝国jの逆襲」に当たる本作だが、「ジェダイの帰還」みたいにならないだろうかw |



