6月20日8時35分配信 フジサンケイ ビジネスアイ
りそなグループは19日、傘下銀行の本支店のATM(現金自動預払機)で、規定の時間外に預金を引き出す際の手数料を11月から無料にすると発表した。りそな銀行、埼玉りそな銀行、近畿大阪銀行のキャッシュカードを持つ約1500万人の顧客が対象。無条件で全顧客を対象に無料化に踏み切るのは大手銀行では初めて。メガバンクに対抗し個人顧客の拡大を図るのが狙いで、他の大手銀行でも追随する動きが広がる可能性もありそうだ。
これまで、りそなは平日の早朝、深夜や休日にATMで入出金する場合、1回につき105円の時間外手数料がかかっていた。
定期預金や住宅ローンなど一定の取引がある顧客に限り時間外手数料を無料にしていたが、全顧客に広げる。
りそなのATMは傘下3行で合計4793台(5月末現在)。手数料を無料にすることで経費は年間10億円程度増えるという。
三菱東京UFJ銀行やみずほ銀行などのメガバンクも預金残高や住宅ローンなど一定の利用状況に応じて、ATMの時間外手数料を無料にしている。ただ、全顧客を対象にしているのは新生銀行やごく一部の地方銀行に限られている。
日銀の利上げに合わせて、預金金利の水準も徐々に引き上げられているが、依然として“すずめの涙”の低水準にとどまっている。銀行に対するもうけ過ぎ批判もあり、ATM手数料に関する顧客の不満は根強く、無料化のニーズは高い。
時間外の無料化に加え、自行のATM以外でも手数料を無料にする動きが広がっており、三菱東京UFJが3月から大手コンビニATMの平日昼間手数料を無料にしたほか、三井住友銀行は10月に郵政公社のATMで平日昼間の手数料を無料にする予定だ。
銀行のサービス競争の加速は、利用者にとっては大歓迎といえそうだ。
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