1329GMT 21日
ユーロ/ドル EUR= 1.2880 1.3057
ドル/円 JPY= 99.040 100.35
ユーロ/円 EURJPY= 127.61 131.03
22日終値 前営業日終値
株 FT100 4040.89(‐188.84) 4229.73
クセトラDAX 4571.07(‐213.34) 4784.41
金 現物午後値決め 744.00 772.00
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(12月限) 96.070 (‐0.040) 2.837(2.899)
独連邦債2年物 2.829(2.885)
独連邦債10年物(12月限) 116.73 (+1.49) 3.811(3.919)
独連邦債30年物 4.382(4.447)
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<為替> ドルが対ユーロで2年ぶり、対ポンドでは5年ぶり高値をつけている。世界
経済の状況悪化や、金融市場の安定が早期には回復しないとの懸念から、リスク選好が後
退している。
アナリストは、英中銀のキング総裁が、同国経済が16年ぶりの景気後退に突入してい
る恐れがあるとの見解を示したことが背景にあると指摘した。
<株式> ロンドン株式市場は大幅続落。景気後退懸念が高まり金融株が売られたほか、
需要をめぐる不安から商品(コモディティ)株も値下がりした。
FT100種総合株価指数 .FTSE は年初来では37.4%安となった。
原油価格の下落を受けて石油株は売りが優勢となった。BP BP.L は5.5%、ロイヤ
ル・ダッチ・シェル・グループ RDSa.L は4.1%、ケアン・エナジー CNE.L は5.2
%、それぞれ値下がりした。
金属価格の下落は鉱山株を圧迫。BHPビリトン BLT.L 、リオ・ティント RIO.L 、エ
クストラータ XTA.L 、アントファガスタ ANTO.L 、アングロ・アメリカン AAL.L 、ベダ
ンタ・リソーシス VED.L 、カザキミス KAZ.L は6.7─15.5%安となった。
BHPビリトンは中国での需要が鈍化するとの見通しを示したが、第1・四半期(7─
9月)の生産リポートでは鉄鉱石生産が15%増加したと明らかにし、生産縮小の兆しは
ほとんど示さなかった。
イングランド銀行(英中銀)のキング総裁は21日の講演で、英経済はおそらく16年
ぶりの景気後退に陥りつつあるとの見解を示した。これを受けてポンド GBP= は対ドルで
5年超ぶりの安値をつけた。
インベステックの株式ストラテジスト、ユーウェン・スチュワート氏は「われわれは、
かなり長く困難な景気の局面に入っているという事実が明らかになりつつあり、業績予想
の水準が高過ぎるとの見方が株式を圧迫している」と述べた。
英中銀が公表した10月8日の金融政策委員会議事録によると、委員会は全会一致で
50ベーシスポイント(bp)の協調利下げを支持した。
金融株ではバークレイズ BARC.L 、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド
(RBS) RBS.L 、HBOS HBOS.L 、ロイズTSB LLOY.L 、HSBC HSBA.L 、
スタンダード・チャータード STAN.L が1.7─13.9%値下がりした。
欧州株式市場は大幅続落。新興国(エマージング)市場や、商品(コモディティ)
需要減速をめぐる懸念が広がる中、銀行・エネルギー株を中心に売りが出た。
FTSEユーロファースト300種指数 .FTEU3 は50.03ポイント(5.41%)
安の873.90。月初からは約18%安と、月間ベースで過去最大の下げとなる可能性
がある。
DJユーロSTOXX50種指数 .STOXX50E は141.00ポイント(5.43%)
安の2457.97。
ハンガリー中銀はこの日緊急利上げを実施。ウクライナは国際通貨基金(IMF)から
緊急融資を受けることが明らかになったほか、アルゼンチンは民間年金基金の国有化を発
表した。
銀行株の下げが目立ち、スペインのサンタンデール SAN.MC は9.9%安。アルゼンチ
ンの年金国有化を受け南米経済をめぐる懸念が高まったことが背景。
他のスペイン株も売られ、石油レプソル REP.MC は15.8%、テレフォニカ TEF.MC
は8.8%、BBVAは9.1%それぞれ下落した。
ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS) RBS.L は14%安、アクサ
AXAF.PA は8.2%安。ING ING.AS はムーディーズの投資判断引き下げを受け11%
安。
銅やアルミニウム価格が約3年ぶり安値をつけたことを背景に、DJユーロSTOXX
欧州資源株指数 .SXPP は9%安。
鉱山エクストラータ XTA.L やベダンタ VED.L は13%超安、カザキミス KAZ.L は
15.5%安。鉄鋼メーカーのアルセロールミタル MTP.PA は10%安。
原油価格下落で、石油BP BP.L 、トタル TOTF.PA 、ロイヤル・ダッチ・シェル
RDSa.L は5.5─6.2%安。
一方、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA) BAY.L は逆行高。 キャセイ・パシフィ
ック航空 0293.HK が同社買収に関心を示しているとの市場のうわさを手掛かりに4.3
%高。BAはコメントを控えている。
<ユーロ圏債券> 債券価格が急上昇。2年債利回りは約3年ぶりの水準に低下した。
世界経済に対する懸念が広がるなか、安全資産としての債券買いが進んだ。
短期金融市場に改善の兆しが広がる一方で、さえない企業決算やリセッション(景気後
退)懸念が世界の株式相場を圧迫。主要株価指数は軒並み5%を超える下げとなった。リ
スク回避の動きが強まるなかドルは対ユーロで2年ぶり高値をつけた。
こうしたなか新興国市場に対する懸念も深まった。アルゼンチンのフェルナンデス大統
領は21日、政府が300億ドル規模の民間年金基金を国有化する法案を提示。審議は中
道左派政権与党が支配する議会で来週から始まることとなった。
ING(アムステルダム)の債券ストラテジスト、ウィルソン・チン氏は「金融株の下
げがきつい。リスク回避の動きが引き続き目立っている」と語った。
1522GMT時点で、独連邦債先物12月限 FGBLc1 は137ティック高の
116.61と、10月10日以来の高値をつけた。
独連邦債2年物 EU2YT=RR 利回りは6ベーシスポイント(bp)低下し2.829%と、
2006年初め以来の低水準となった。
独連邦債10年物 EU10YT=RR 利回りは約15bp低下し3.8%。約2週間ぶり低水
準。
2・10年債の利回り格差は6bp縮小し約100bpとなった。
ストラテジストは今後数カ月で利回りがさらに低下する余地があると予想。INGの金
利ストラテジスト、パドレック・ガルビー氏は「利回りは、政策金利が2%だった
2001─03年当時の水準を依然100bp程度上回っている」と指摘した。
ユーロ翌日物無担保金利加重平均(EONIA)は、欧州中央銀行(ECB)が年内に
少なくとも50bp利下げする確率を引き続き織り込んでいる。